2013/03/31

桜の間







うたうたいのoranoaさんから手紙が届く。
毎年桜の時期に「桜ツアー」と称し各地のカフェやギャラリー等でライブを行っているオラノアさん。
今回、「間」の展示中にライブをしていただけることになりました。

僕との出会いは2006年に大阪のSEWING GALLERYで行った個展「はこ」からでした。
その透き通るような美しい歌声。
マンマミーアの空間も彼女のやさしい空気が「間」を広げてくれることでしょう。

(高田 竹弥)


oranoaさんからもコメントをいただきました。

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マンマミーアさんでは、毎年春にライヴをさせていただいています。
そのきっかけとなったのが、今回「間」に参加されている高田竹弥さんでした。
この縁をつないでいるのも「間」のような何かである気がします。

うたうとき、演奏するときに感じる気配や場所の雰囲気。
聴いてくださるかたの息遣いや眼差し、気持ち。
季節、外の天気、室内の気温、見えている作品や灯り・・・
五感と五感以上で行なわれるそれらのやりとりに
こころやコンディションがかちりとはまるとき、
ふらついていた「間」はあるべき場所にすっとおさまり
「場」として一つになる。

その瞬間が好きです。

OraNoa



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OraNoa spring live tour 2013 
out of service

4/7(日)
15:00 gallery-mamma mia
support:鎌田将(コントラバス)
 ※4人展「間 ma」会期中


ライブは free mini liveとなっています。

oranoa website  http://www009.upp.so-net.ne.jp/oranoa/


2013/03/28

展示がはじまりました。


 4人展27日本日よりはじまりました。
 


私ども東京班はまだ合流しておらず、届く展示風景の写真の断片から、
その場に流れているだろう心地よく静かな時間を想像する一日でした。
これから実際に見るまでの、この間がまた良しです。

今から13年前の上野で見た、今回と同じタイトルの展示「間」。

パリとニューヨークで日本古来からの「間」感覚を多様なジャンルの
アーティストが打ち出した巨大インスタレーションの展示で、
上野で行われたのはその再現的展示でした。
かなり挑戦的な内容で面白く、たまに図録をめくっては

興味深い文章にぶつかります。

「間」という感覚を培うのに、日本の初めての時計が

西洋で主流の「日時計」ではなく「水時計」だったことが
一役かっているという考えも面白く、ふとした時に思い出します。

影の射し示しただけの時間認識に対して、

流れ落ちて積みあがった水の体積で見る時間の感覚。
時間は積みあがり、質量を持つものなんだ・・・。
そうなると質量の余白としての「間」の感覚はしっくりくる気がしますね。

「間」が積みあがって「時間」になる。

                                  (富田惠子) 






こちら、関西組みです。


「間」いよいよはじまりました。

広いマンマミーアさんの会場のあちらこちらに、約100点ほどの作品が並んでいます。

来ていただいた方にも参加していただける「間」もご用意していますので、スタッフにお尋ねください。

はじまる前と、はじまってから、、、
ほっと一息つくのかなと思っていましたが、
反省と、満足と、いろんな感情が交じり合って
次への間のイメージが浮かび上がってきます。
今は、多くの方に見て頂きたい思いで、いっぱいです。

会場であるマンマミーアは、滋賀と三重の県境の近くにあり
周辺の景色は、なだらかな丘陵地で
光が横から差し込む夕方の時間、朝の時間は
とても豊かな表情を見せてくれます。
そんな、風景も一緒に私達の展覧会を楽しんでくれればと思います。


(ハタノワタル)






 

2013/03/24

展示まであと少し



展示まで、あと少し。
緊張もしながら、最後の仕上げをしています。
今日は天気もよい^^
今日は絵全体を並べて、仕上がりをチェック。
その絵を見る人と、作品の間の空気は、どんな印象かな?
と思いながら、じっくり考えたいと思います。

(写真のピンクの絵の白いラインは、少し絵具が流れていますが、涙をイメージしました。)

パネルは18mm合板の上に和紙を何層か貼り
下地を作っています。
そして、裏面にビスを打ち、壁から少し浮かせて展示をします。
(友達の画家稲垣真幸君に教えてもらいました)
画材は、日本画の顔料+膠やアクリル絵具、パステルなどを仕様
大きな作品もありますが、ほとんど、小作品です。

多めに搬入して、後は、4人の作品に合わせた間を、作り手、ギャラリーで創っていきます。




(ハタノワタル)





 

和蝋燭


  3月30日、ギャラリーマンマミーアで行われる
作り手による座談会と岡安圭子による詩の朗読会で
あかりを灯す大西さんから和蝋燭の説明をしていただきました。
はじめて、大西さんの家で感じた和蝋燭とその作り方にはとても感銘を受けました。僕たちは知らない日本の美意識やモノ作りが多すぎる!

会場で和蝋燭の販売もあるので、興味のある方は是非参加してください。

以下大西さんより
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■櫨(はぜ)ろうそく 

櫨という木の実から採取される蝋を100%使用して、ろうそくに仕上げています。
櫨蝋100%で作られた和ろうそくは、日本古来より受け継がれる手掛け製法を用い、職人が一本一本手作りで製造しています。
大與の櫨ろうそくは、確かな素材と熟練された技術をもって作られています。

【作り手からひとこと】

燃焼は、蝋と芯のバランスからできています。
溶けた蝋を芯が吸い上げて燃える。
だから、蝋の浸透力、芯の吸収力、このバランスが重要なんです。

櫨はそのバランスが非常に優れています。
だから過剰な油煙はほとんど出ないし、蝋がダラダラと流れることもほとんどない。

作り手としても、櫨は非常に作りやすい。粘りがあるのに、仕上がりはサラッとあがる。
こんなに作りやすい蝋は他にはありません。

灯りのみならず、その姿も美しい。風合いといいますか、どっしりしてる。
いろんなろうそくを見てきていますから、余計にそう思います。

■お米のろうそく
お米のろうそくは、お米のヌカから採取された蝋を100%使用して、作られています。
蝋の垂れや油煙がほとんど出ず、安心してお使いいただけます。純植物性の蝋ですので、環境にも人にもやさしい和ろうそくです。無香料、無着色。

【作り手からひとこと】
お米のろうそくは、2011年度のグッドデザイン賞、ならびにグッドデザイン・中小企業庁長官賞を受賞しました。
2011年度のグッドデザイン賞は、東日本大震災という未曾有の災害を経て、豊かさとは何か、幸せとは何かを問い直し、「適正」というテーマの元、よりサ ステナブルなもの・こと、未来に繋がっていくもの・こと、自然と共存していく知恵のこもったもの・ことを軸に審査が行われました。

お米のろうそくの素材はお米のヌカから採れる蝋100%。
人が手をかければ、1年に一度実りをもたらす持続可能な素材です。

無駄のないフォルムは油煙をほとんど出さず、蝋が垂れることもほとんどありません。

私たちのものづくりは今までも、これからも「適正」であり続けることをお約束します。

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当日のイベントに関する情報です

作り手による「間」の座談会と、岡安圭子による詩の朗読会
2013年3月30日(土)17:30〜
(座談会17:30〜 朗読会18:20〜)

参加費/2,000円(軽食あり)
定員/30名 ※予約制
開催場所/gallery-mamma mia

岡安圭子 http://www.okayasukeiko.com/
和蝋燭を作っている大西巧さんの手で灯された空間です。
大西巧 http://www.warousokudaiyo.com/

【ご予約・お問い合せ】
☎0748−86−1552(マンマミーア)





2013/03/22

おいしい間


ギャラリーに併設するパティスリー。

ここの一押しはシュークリームです。

実は20代の頃スイーツはあまり食べなかったのですがスイーツ好きの家人に鍛え上げられました。

「みやっこシュー」やや小ぶりですが程よい甘さ。バニラの香りもいい感じで、こっくりとしたカスタードも美味しいです。

(高田竹弥)



 ■Cake
miyaccoシュー
miyaccoチョコ
ショートケーキ
キャラメルアーモンドのパリブレスト
ベリーのパリブレスト
クレームカラメル(プリン)
フルーツクレームカラメル
ミルクシフォンケーキ
ミルクシフォンのベリーサンド

プラムのタルト
ブルーベリーのタルト

ラベンダーとフランボワーズのベリーヌ
コーヒーのベリーヌ

2013/03/20

山の絵




去年は、抽象的な山の絵を描いていました。
それは、多くの人が思う山の形を一枚の平面に表したとき
一番重なり合い、くっきりとしたラインをなぞるという方法で描いていました。
その上で、自分なりの表現を加えていく・・・・。

現代アートが、極みを目指すという流れであれば
逆方向に視点を移し、より、パブリックな形を探っていました。
これが自身の方法論であり、ここが自分のできる表現と思ったからです。
普通の人やしね^^
草間彌生にはなれない・・・・。

なぜ、山?
ということに関しては
3年ほど前よりものが生まれて消えていくという流れの企画展を
地元である綾部で開催していました。
1年目は、ものが生まれるということ。
そこには、素材の力があり、その魅力をどう引き出していくかが
もの作りの最初ではないかな?という問いかけ。

2年目は、ものが亡くなるということ。
ものが、消えていくにはいろんな過程があり、
ゴミとして、目の前から消す方法もあるけど、
自身で見届けるという方法もある。
どちらかと言えば、見届けるという方向に世の中が動けば
もっと、スローなくらしが生まれてくるのでは・・・。
という問い。

では、ものの循環を感じるにはどのようにしたらいいのか?
という問いを3年目に開催しました。
ものが生まれて、無くなるまで、見届けるには
何が必要なんだろう?
そこには、やさしさが必要なのでは・・・・。

という訳で、やさしい形を探りました。
そこで、行き着いたのが、山。
ある日の夕方、山の中の道を走っていると
柔らかい光の中、谷間に、わずかな光をもらって、作られていた田んぼに出会いました。
ゆっくりとした空気が流れていて、
やさしい~って思いました。
人のよい行いも、おろかな行いも、ずっと昔より、心あたたく見守ってきたのが、山であり、大地である。
そんな理由から、モチーフを山にしました。



写真は、去年描いたもので、今回の作品展には出展しません。
「間」では、もう少し個人的な部分をテーマに作品を作っています。
が、同じような方法で、モチーフに向き合っています。
自分とその絵を持つ誰かとの波長の合う部分を探っています。



(ハタノワタル)







2013/03/19

在廊日のお知らせです。



ギャラリーマンマミーアでの在廊日のお知らせです。

井上 陽子   3月29日、30日、31日
高田 竹弥   3月27日、30日、4月6日、7日、13日、14日
富田 恵子   3月29日、30日、31日
ハタノワタル   3月27日、30日、4月6日
です。
皆様のお越しをお待ちしています。



マンマミーアは、ゆったりくつろげる空間です。
http://mammamia-project.jp/


併設されたカフェの情報です。

朝から焼き上げるスイーツ、ご注文をいただいてから豆を挽いて淹れるコーヒー、
座り心地の良い椅子。

そのひとときのために、私たちのできること。

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■ご注文方法
先にショーケース前にて、ご注文とお会計をさせていただきます。

ケーキセット お好きなケーキ+お好きなドリンク
         合計金額から50円引きいたします。

■Cake
miyaccoシュー
miyaccoチョコ
ショートケーキ
キャラメルアーモンドのパリブレスト
ベリーのパリブレスト
クレームカラメル(プリン)
フルーツクレームカラメル
ミルクシフォンケーキ
ミルクシフォンのベリーサンド

プラムのタルト
ブルーベリーのタルト
ラベンダーとフランボワーズのベリーヌ
コーヒーのベリーヌ



■DRINK

ホットコーヒー
アイスコーヒー

 京都・のジェントルコーヒーのカリブブレンドを使用。
 

ホットティー
アイスティー

 東京・吉祥寺にある紅茶専門店「t-break」の茶葉を使用。
 その日によって、種類が異なります。

アイスカフェオレ
アイスほうじ茶ラテ

成田牧場さんの牛乳 アイス・ミルク

自家製コンフィチュールのソーダ割り

フランボワーズミルク






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お子さま連れでお見えになるお客様へ

 かわいいお子さんがケーキを美味しそうに食べてくれている時の笑顔を見ると私たちも元気が出ます。

 ただ、マンマミーア!に来ていただいた皆様にゆっくりとくつろいだ時間を過ごして頂くために、もしお子さまが騒いでしまわれた時には、そっとご注意下さると助かります。

 それでもやっぱり騒いでしまうかな?というお子さまをお連れのお客様は、他のお客さまと同席してもお互い気持ちよく過ごせるようになるまで、喫茶をご遠慮頂ければと思います。

 これからも、皆様がゆっくりとくつろげるお店でありたいと思います。どうぞ、ご協力よろしくお願いいたします。

2013/03/17

散歩の間

アトリエでの作業の合間、近所の古い建物を見て歩きます。

昨日はgallery-mamma mia の隣町、水口に散歩。

水口にはヴォーリズ建築が残っています。




 旧水口図書館。こんな図書館なら毎日行きたいです。

線路を挟んで西側には、同じくヴォーリズ設計の教会が。


いずれも静かに佇んでいます。

ギャラリー周辺のおすすめポイントの一つです。

(竹弥)

2013/03/16

自然の間

自然とコラボ。
参りました…といつもなります。

絵を描くのは難しい。
「絵には勇気がいる」と猪熊さんは言ってたね。

(イノウエヨウコ)