出展者紹介






井上 陽子
YOKO INOUE


kangaeru ma
考える間

私がよく使う技法の「コラージュ」はフランス語で貼り付けるという意味ですが、語源は「コラーゲン」という言葉です。このコラーゲンとは膠のもとになる成分、つまり接着剤の役目をしています。私自身、人と人を繋いでいる仕事も多く楽しいのでまさにこれがコラージュであり自身の本当の役割ではないかと思うことがあります。誰かと誰か、何かと何かの間に「確かに在る見えないもの」そのものが自身の存在であり、「間」であることに気付かされました。









井上陽子
WEB http://www.craft-log.com/

1975年滋賀県生まれ 東京在住
京都造形芸術大学 洋画コース卒業。書籍、雑誌、広告などの装画を担当するほか、メーカーとのコラボで文具・雑貨のデザインも手がける。著書に『コラージュのおくりもの』(パイ・インターナショナル)『コラージュ図案帖』(雷鳥社)などがある。








高田 竹弥
TAKEYA TAKATA


kokyusuru ma
呼吸する間

静かに深く呼吸する。
すると体の中心から聞こえてくる声。
その声は小さなものであっても一つ一つひろいあげることで質量も大きくなっていく。
そして、心が躍り大きく広がりすぎたときは削ることも必要になる。この対話を無視すると作品も沈黙するからだ。自身と作品、他者との間を行き来する心の呼吸が次第に表現を深めていく・・・。









高田竹弥
WEB http://www.ict.ne.jp/~nenenet

兵庫県生まれ
金沢美術工芸大学/美術学部 油画専攻 卒業
2003年以降、三重/伊賀の里山にアトリエを置き、東京、大阪、神戸等のギャラリーで個展を軸に発表。自身が感じ取った心の風景を絵画・立体というカテゴリーにはまらず自由に表現している。








富田 惠子
KEIKO TOMITA


setsunai ma
切ない(せつない)間 ―切れることなく続く感情のつながり

心がドキドキ踊りながらも、しんと静まる感じ。
それは切なさとなって胸に沈み、
薄れながらも決して消えることがない。
引き合い続く感情のつながりが、間に満ちるといいなと思います。









富田 惠子
WEB http://www.geocities.jp/niroagasu/

1978年生まれ 東京在住
2002年大学では考古学を学ぶ
銅夢版画工房にて銅版画を始める
2007年gallery high-kyo(麻布十番)にて初個展
以降、毎年個展・グループ展等を行う
出版社勤務を経て、現在区立図書館勤務 









ハタノワタル
HATANOWATARU


yasashii ma
やさしい間

ふと視界に入る絵画から、空間にとろける色、ここちいいリズムを与えれることができれば
そこからやさしい波が広がるのでは・・・
内に広がってくる
外に広がっていく
意識した間に深みと安らぎを与えれば思います。
そして、広がっていけ









ハタノワタル
WEB http://www.hatanowataru.org/

淡路島出身。多摩美術大学絵画科卒。絵画の支持体として使っていた和紙を漉きたくなり、京都・綾部、黒谷和紙の職人となる。昔から続く仕事をしながら、感じたことを表現しています。